安いだけで選んでいい?

ホームページ修正1箇所で数百円
相談や調査は無料、基本料金や初期費用も不要
他の修正業者と比べても断トツで安い

その安さが依頼する作業の対価として適しているのかを考えてみましょう。ページの修正するのに必要な時間は文字の入力に要する時間だけではありません。
依頼内容の確認、現状確認、修正方法の確認、サーバー接続、CMSログイン、現ページダウンロード、修正作業、アップロードなど、たった1箇所直すだけでもこのような手順と時間が必要です。

その時間に見合わない金額で依頼を受けるという事は、ビジネスとして成立させるには無理があるはずです。時間給に換算したら小売店の店員程度の時給と変わらない金額だったら・・・

会社組織であれば当然経営は成り立ちません。「他に狙い」があって安く修正依頼を受けていると思った方がいいでしょう。今回の依頼は安かったが、次に別の内容で依頼をしたら比べものにならないくらい高額だったというケースもあります。無料や安く請け負った分は必ず別の機会に回収をしないと仕事になりません。

小規模業者・個人のWebデザイナー・制作業者は
安くてもいいからとにかく仕事が取りたい
副業・アルバイト・お小遣い稼ぎ程度で依頼を受けている
短期的な収入だけを考えていて長期的な収益は考えていない
という事がよくあります。
これらが「安い理由」ならば注意が必要です。

技術・経験・知識が乏しいと「ホームページにトラブルが発生したので修正してほしい」と依頼したのに時間だけが過ぎ、最後には「当方では修正出来ません」とさじを投げられてしまう。

「久々にホームページの更新を依頼しようとしたら業者と連絡が取れなくなった。しかも管理情報がわからないので他の業者に修正を依頼することもできない」といったことも。

もちろん安くてもきちんと仕事をやり遂げる業者もたくさん存在します。金額だけで選んでしまうとそうではない業者を選んでしまう可能性もあるので、他の面もしっかりと見極めることに加え「必要な対価は支払う」という考えも持って依頼先を選びましょう。

会社規模や実績だけで選んでいい?

業者のホームページを見たらきれいでわかりやすかった
制作実績や取引先名を見たら有名な企業があったり多くの企業と取引していた
スタッフの紹介も充実していて信頼出来そう

その業者が果たして自社の依頼ニーズとあっているのかを考えてみましょう。規模が大きいから・実績がたくさんあるからいい修正業者とは一概には言えません。
実際「依頼事項が少ないので弊社ではお請け出来ません」「依頼最低金額に達していないのでまとまったらご依頼ください」などと断られるケースもあります。

ホームページはきれいでわかりやすかったとしても、実際に依頼する立場になったら具体的にどのくらいの費用で頼めるのかわからない(要するに「わかりやすい」はイメージ的・感覚的な印象だった)という事もあります。見積もりを取ってみたらホームページに書いてあった修正費用とは全然違っていた(「●●円~」の「から」の方だった)というケースもよく聞く話です。

「スタッフが多い」とホームページでアピールしている業者も一概にいい修正業者とは言えません。
よくある話が「電話で問い合わせした時はすごくいい感じだったのに実際に依頼をしたら担当が変わったようで全然違った」「訪問の時はいい返事ばかりしてくれていたのに依頼した後に対応してくれた担当はあれも出来ないこれも出来ない」
スタッフが多いという事は依頼の途中で人が変わる可能性がある=依頼意思疎通へのリスクがあると考えておきましょう。

「単純な文字の書き換えを今回だけ依頼する」ということならリスクはほぼありませんが、「今後も定期的に依頼をしたい」「自分では出来なかったような修正を依頼したい」といった場合に依頼を伝える相手がその都度変わると「また同じことを伝えなければならないの」といったストレスになる可能性もあります。

「会社規模が大きいから」「有名企業のホームページ修正実績が多いから」ということが必ずしもプラス要素ではないと思って修正業者を選びましょう。

検索結果上位に表示されたから選んでいい?

「ホームページ 修正」「ホームページ更新 業者」「Webサイト 修正費用」といったキーワードで検索した時に一番上に出てきた業者だから大丈夫だろう、1ページ目に表示されているから信用できる会社だろう

その検索結果だけで判断するのはまだ早いです。もしかしたら多大な費用をかけて一番上に表示させているのかもしれません。高いコストをかけて上位表示させているのかもしれません。もしそうだとしたら、その宣伝費用も当然のことながら依頼する作業の対価として適しているのかを検証してみましょう。

検索結果の一番上に出てきている理由が「広告」だったとしたら、当然のことながら「広告掲載費」がかかっていますし、その経費以上の売上を上げて収益を得る必要があります。その売り上げの一部は修正の依頼をするあなたが払うお金です。
その金額が少額だったなら人の心理としてはどう思うでしょう?
「単価低くて利益にならないから簡単に終わらせよう」
「安い依頼なのに必要以上の対応に時間を費やせない」
と思われているかもしれません。

検索結果の上部に表示させるということは「依頼を受けたい」のはもちろんですが「多くの売り上げを得たい」のです。
修正依頼の規模が大きければ大歓迎されるでしょう。
今後定期的に依頼をしたいという話なら喜んで依頼を受けてくれるでしょう。
でも「そうじゃない」依頼だったら・・・

掲載されている文章も「広告文」の可能性があります。
すごく安い・オトク・うまみのある文章でひきつけるのは初回依頼の時だけ。
今回の依頼は安かったが、次に別の内容で依頼をしたら比べものにならないくらい高額だったというケースもあります。無料や安く請け負った分は必ず別の機会に回収をしないとビジネスとして成立しません。

もちろん広告を出している中にもいい業者は存在します。検索結果上位に表示されているから「いい修正業者」だとは安易に受け取らず、ホームページを見てしっかりと業者を見極めましょう。